BLOG

社長の独り言

【アホリズム⑨】 担当者なしで150事業所のサーバを運用管理する

2014.09.21

オーバルテクノロジーは、システム開発会社でもあり、システム運用会社でもあります。 開発したシステムは、全て自社のサーバ上で動いており、そのサーバ管理も自社で実施しています。 ちなみにシステム電話サポートまでやっています。

もともとオーバルテクノロジーはシステム開発会社であり、サーバ運用は想定しておらず、ソフトウェアの形でシステムを納品することを行っていました。 しかし、クライアント企業でサーバ環境を構築し、運用管理することができない場合も多く、そのような場合は、レンタルサーバを使ってシステムを動かし、オーバルで運用管理する方法を取っていた時期があります。

しかし、これには大変な苦労が伴いました。 当時のレンタルサーバは、性能も低く、ネットワークは遅く、最大の問題は、サーバ障害が起こった場合に、適切な対応が取れないことです。 サーバ設定を少し変えてもらえれば問題が解決することが分かっているにも関わらず、レンタルサーバは決められた範囲でしか設定を変更してもらえない場合がほとんどです。 サーバ設定を変えずに、四苦八苦しながら問題解決をしなくてはならなくなりました。

また、レンタルサーバは、動作監視をしてもらえることになっているのですが、これは実際には電源が入っているか、故障していないかを監視するレベル(死活監視という)で、業務システムではとても満足できるものではありませんでした。 業務システムではシステムが遅くなっていないか、メモリは足りているか、ディスク残量はどれくらいあるかが、知りたい事(リソース監視という)で、故障していなくても性能が出ていなかったら意味がないのです。

これらの問題は、既存のレンタルサーバでは如何ともできず、オーバルはDCの一部を借りて自らサーバを調達構築し、オーバル専用DCを運営することになりました。 自らサーバ運用をするのであれば、データのバックアップ、サーバの監視は自らやらなくてはならないのは当然なので、サーバ運用用システムを自ら開発しました。

オーバルのサーバ運用サービスでは、リソース監視およびバックアップで特に料金を取りません。 そもそも業務システムでは、リソース監視とバックアップは必須なので、別料金になっている意味がありませんし、通常のシステム運用で行われるような、リソース監視とバックアップで多額の料金を課すことはいたしません。

これも監視プログラムが自社開発であること、業務システムに特化したサーバ運用になっていることが、低コスト、高性能を実現する鍵になっています。 全自動監視、全自動バックアップ、完全2重化システムとなっていることにより、サーバ運用負荷はほぼゼロであり、オーバル社内にはサーバ運用専門担当者はいません。 サーバ障害が発生した場合には、開発者に一斉メールが送信され、最速で対応できる者が、第1対応をすることになっています。 事前リソース監視により、速度、ディスク残量などが分わかっているため、予防的運用管理の中でほとんどの問題は解決しています。

CONTACT

お問い合わせ
まずは、お気軽にご相談ください。
03-3230-9770 03-3230-9770
11:00~18:00(土日祝日除く)