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社長の独り言

【アホリズム⑰】 業務システムとインターネットの融合

2014.09.29

業務システムは大きく分けて、お金の流れを管理する基幹系システムと情報の流れを管理する情報系システムに分かれるとされています。 業務システムの歴史としては基幹システムの方が古く、汎用コンピュータ、オフコン、メインフレームなど大型機といわれるものは、基幹システムを構築するために利用されてきた経緯があります。 情報系として初期に利用が始まったメール、ホームページなどは情報系に分類され、スタッフ間のコミュニケーション、情報蓄積のための業務システムとして発展しました。 ご想像のとおりインターネットは情報系コミュニケーションツールとしてとても重要となってきました。

これまでは、基幹系システムの方が重要視され、業務システムといえば、ERP、受発注、会計システムのような基幹系システムのことをいうことの方が多かったと思われます。 しかし、顧客とのコミュニケーションが重視され、ECに代表されるような、オンライン上での取引が発展していくと、単なる基幹系システムだけでは十分効果的なビジネスにはならないようになりました。

現状では、顧客情報を中心に、顧客コミュニケーション機能を含んだCRM、ホームページ上で顧客とサービスを結びつけるためのCMSなどが主流になりつつあり、基幹系システムと情報系システムを分けて考えること自体が無意味となりつつあります。

一方では、CRMを使ったから顧客とのコミュニケーションが上手くいくわけではなく、システムを通した効果的な業務構築なくしては、何も上手くいくわけがありません。 また、顧客とのコミュニケーションもしくは社内コミュニケーションの重要性が認識され、それを支援するシステムが発展してきたことは良いことでありますが、顧客コミュニケーション、社内コミュニケーションにやたらと偏重し、本質を逸脱してしまっている事実もあります。 インターネットでの過剰な宣伝広告活動、SNSを用いた顧客リレーションなど、有効なコミュニケーション促進だと思って行ったことが、かえって不信を買う事態となるなど後を絶ちません。

業務システムには、特定の形があるわけではなく、適切と思われる機能をバランスよく構築していくことに意味があります。 もはや基幹系システムと情報系システムを分けて考えることにも意味はなく、SNSを利用したからといって、画期的な何かが起こるわけでもありません。

オーバルテクノロジーは、WEBを用いた業務システムを専門として取り組んできた歴史から、業務システムとインターネットを自在に融合することができます。 また、業務システムは絶対的なセキュリティーを守る必要もあることから、インターネットとセキュリティーについての知見も必要十分なレベルに達しています。 情報系の代表である、メール、ホームページ、SNS、基幹系の代表である、受発注、給与計算、会計を自在に統合したシステムを開発、導入、運用できる会社はそれほど多くはありません。

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