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社長の独り言

【アホリズム⑤】 OVALがWEBのフロントエンドをやらない理由

2014.09.17

昨今、企業には何かしらの業務システムは必ずあります。 ホームページも業務システムの一部ですが、概ねすべての会社がホームページを持っていると思います。

受発注システム、給与システム、会計システムなど、主に社内のみで利用する業務システムを、「バックエンド」、受注受付システム、ホームページのマイページなど、主にお客さまが利用する業務システムを「フロントエンド」と言うことがあります。 バックエンドシステムは年々発展を遂げ、あらゆる機能を持つものが存在します。 フロンドエンドシステムも同様に発展を遂げ、10年前には予想し得なかった領域にまで到達しています。

フロントエンドとバックエンドが発展した結果、お互いは接近し、現在ではデータ連携を行うことで、ひとつのシステムとして動作するようになりました。 インターネット上の広告その他とも連携していると考えられるので、インターネットの突端から、社内業務、最終的な会計システムまでがひとつにつながる時代となったことになります。

当初(15年位前)までは、システムといえば業務システムのことであり、データベースと連携した受注システムなどがメインでした。 ホームページといえば、会社パンフレットの延長のように、会社紹介をするのがメインであったと思います。 しかし、現在では、ホームページもただのパンフレットを超え、顧客との直接取引、コミュニケーションをはかるものとなり、完全に業務システムの範疇に含まれるようになりました。

その中でホームページが持つ意味は、会社紹介から、広告宣伝、マーケティングツールの意味が大きくなったと思われます。 インターネットが広告宣伝の媒体として有用であったことから、広告宣伝を考える場合に、ホームページをはずして考えることはできず、今では電波、紙媒体を差し置き、最初に考えるのがホームページ媒体となりました。

オーバルテクノロジーは、バックエンドシステムをメインとしており、企画から、開発、運用までその意味を理解しています。 フロントエンドシステムであるホームページも、作ることはできますが、どのような仕組みにすればより効果的なホームページになるのかまでは理解していません。 さらには、ホームページは、取引サイト、コミュニケーションサイトとしての意味だけでなく、広告宣伝、プロモーションサイトとしての意味がより大きくなってきたこともあり、必要とされる専門知識が大きく変化したと思います。

実際のところ、チラシや、イベント、街頭配布などのプロモーションを専門とする会社が、その専門知識を利用してホームページ運営に進出するようなことはまだ起こっていませんが、これまでの流れから、ホームページは、広告宣伝、もしくはプロモーションの専門知識を有する会社が、その製作、運営をするべきものと思われます。 現在のホームページ製作は過渡期にあるため、インターネット広告代理店、リスティングと称する検索サイト広告、SEOと称する効果的サイト誘導など、根拠に基づかない経験則が支配する製作手段となっていますが、そう長くは続かないでしょう。

PR、広告宣伝、プロモーション活動は、メディアが登場した100年以上前から存在するものであり、それらを専業とする会社も100年以上前から存在するのです。 これら伝統的な方法論を、ホームページにまで拡張し、試行錯誤の上だと思いますが、確立した方法論となるでしょう。

オーバルテクノロジーは、本来あるべきホームページ企画、製作、運用を見据えた上で、自らの方向付けを行っています。 バックエンドシステムを開発するための知識は膨大であり、多年に及ぶ経験を重ねなくてはできません。 フロントエンドシステムもただのホームページを超えて、マーケティング豊富な経験がなくてはできないものになるでしょう。

オーバルはフロントエンドを他社にお願いすることで、自らの優位性をさらに高められると考えています。 過渡期である現在は、どっちもできて当たり前ですが、どちらかを選択しなかった会社は、結局どちらもたいしたことができない会社となるでしょう。

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