ある程度規模のあるシステムは、いろいろな要素を総合して設計、構築することになりますが、何の計画性もなく実施すると、大混乱をきたし、メチャクチャにななります。 莫大な時間と労力、そして多大な費用を費やして実施するものであるので、この事態は許されません。
事業として構築を行うのであれば、依頼者はお客様であり、お客様の許可なく構築することはできません。 お客様その他の確認をもらいながら進めていく必要があり、幾つかの工程(プロセス)を組んで、確認、許可を取りながら実施しなくてはなりません。
主な工程として、何を作るか決める「企画」、どの様に作るかを決める「設計」、作りこみを行う「実装」があります。 さらに、作ったものが設計通りになっているかを確かめる「検査」、企画通りの結果が出るかを確かめる「検証」が必要です。
この様に、構築工程とは、お客様の要望、企画を具体的な物に変換し、それを運用することによって、求める結果を得ようとする活動でです。 目標を達成するために、設計は目に見えないものを見える様にし、実装は存在しないものを存在できるようにし、検証はなかった結果を出せるようにする「具現化プロセス」なのです。