BLOG

社長の独り言

【アホリズム①】 システムの動作スピードをアップする方法

2014.09.12

お客さまは毎日、業務でシステムを利用するので、システム画面が表示されるスピードは大変重要です。 ちょっとした画面の遅さでも、繰り返し作業をする中で、時間ロスは膨大な蓄積となっていきます。

システムの動作スピードを上げる方法は3つあります。 (1)サーバの性能を上げてサーバ処理スピードを上げる方法。 (2)プログラムを改善し、機能には関係しない範囲で行われている冗長な処理を排除し、プログラム処理を効率化する方法。 そして、(3)業務そのものを改善し、効率的な作業手順とすることです。

(1)のサーバの性能アップは、最も簡単で、高級なサーバを調達すればすむ話ですが、コストが増します。 緊急の性能アップは、これしか出来ないので、イザとなった場合の最終手段です。

(2)のプログラム改善は、設計能力、プログラミング能力が出る部分で、あらかじめ改善可能な設計方針を持っていないシステムではできません。 他社パッケージ、他社ライブラリを利用しており、それが問題で性能低下がある場合には、この改善方法はとれません。

(3)の業務改善が、最も劇的な改善効果を示します。 業務は日々行っているうちに、例外作業が増え、複雑さが増して行き、何が本当に必要なのかは、わからなくなって行きます。 そこで業務を整理し、じつは不要、あまり必要ではないものを排除することができれば、改善効果はとても大きなものになります。

整理され、よりシンプルとなった業務をシステム改善する場合、プログラム処理効率も良くなるもので、(2)とあわせて絶大な効果が得られます。

スピードアップの方法論は(1)のサーバ性能アップから始めることが一般的となっていますが、オーバルでは、逆に(3)の業務改善を合わせたシステム改変から始めることが通例です。 (1)のサーバ性能アップは、サーバの機械的、物理的制約から、どこまでも性能アップできるわけではありません。 仮に性能アップをやりきってしまった後に、システムスピード問題となった場合、困難の伴う(2)のプログラム改善、(3)の業務改善を緊急で行わなくてはならなくなります。

オーバルでは、業務要件理解を深める努力を継続的に行い、(3)の業務改善をスムーズに行うことを前提としています。 仮に、業務負荷が上がり、システムスピードが急遽問題となった場合でも、(1)のサーバ性能アップの余地があるので、余力を持って対応できるのです。

CONTACT

お問い合わせ
まずは、お気軽にご相談ください。
03-3230-9770 03-3230-9770
11:00~18:00(土日祝日除く)