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社長の独り言

【アホリズム⑬】 AWS(Amazon Web Service)はここがすごい

2014.09.25

オーバルテクノロジーのシステムは、すべてがWEBアプリケーションなので、データセンター(DC)などインターネット上にあるサーバを利用して動作するようにつくられています。 他社においては、社内にサーバを設置し、システム担当者を配置、自社でサーバおよびシステムを管理運用している例も少なくありません。 WEBアプリケーションであっても、自社サーバ内で管理運用することは何ら問題ではないのですが、自社サーバ運用とDCサーバ運用では大きな違いがあります。

自社サーバ運用では、サーバの故障対応、データのバックアップ、サーバやディスクが足りなくなった場合の増強は、自社システム担当がすることになります。 しかし、これはもう時代遅れであり、付加価値がほとんどないにも関わらす、高額のシステム担当者コストを負担しなくてはなりません。 DCでのサーバ運用では、これら管理運用作業は、システム業者が代行します。 問題がないかを常に監視し、サーバ障害、ディスク不足などは、特に指示されるまでもなく、代行業者が淡々と対応します。 これには、DC等のサーバを集中した環境がなくてはできません。

DCであっても、サーバは壊れますし、ディスクも足りなくなりますし、それぞれのシステムに対して、部品の交換、部品の増設をする必要があります。 特定の部品を調達しなくてはならないので、ある程度の時間を要します。 また壊れた場合、システムが止まっている訳には行かないので、サーバが壊れた場合の予備サーバをもう1セット用意しておくのが通常です。 自社運用でやっていたことをシステム業者がやっているだけであり、自社では不効率だったので、システム業者がまとめて効率的にやっているという具合です。

AWS(Amazon Web Service)は違います。 AWSはamazonが提供するサーバサービスで、昔で言うところのレンタルサーバみたいなものですが、本質的に行っていることが異なります。 AWSもどこかのDCでサーバを大量に使ってレンタルサーバのようなことをやっているのですが、利用者から見た場合のサーバは、実際のAWS内にあるサーバではないのです。 利用者から1台に見えても、自際には1台ではなかったり、2台に見えていても、自際には1台であったりと、利用者は実際のサーバがどうなっているのかを見なくて良い仕組みになっています。 これを仮想化と呼んでいます。

何が良いのかといえば、壊れても部品を買いに行かなくて良いのです。 ディスクが足りなくなってもサーバに取り付けられるディスクを探さなくて良くなります。 AWS内のサーバを仮想化により切り売りしているようなものなので、足りなくなったら「もっとちょうだい」と言えばすぐ増えます。 使った分だけ支払うという仕組みの部分もあります。 業務システムは、使っているうちにデータが蓄積されていくので、ディスクは必ず足りなくなっていきますし、利用者が増えればもっと性能の高いサーバに切り替えなくてはなりません。 そのたびごとに新しいサーバに買い替え、新しいディスクを取り付けていたのです。 AWSはその必要がなくなり、サーバの性能が必要であれば、数クリックで高性能のサーバに切り替えることができます。 止まっている時間が極めて短いので予備のサーバを用意しておく必要もありません。

自社でのサーバ運用から始まり、DCが主流となってきましたが、これからはAWSのような仮想化サーバを必要に応じて提供する仕組みが必ず主流となります。(「クラウド」と言われ、ごく一部の世界で盛り上がっているキーワードはこれです。) 現在ではまだ多少高額ではあるのですが、サーバの切替え、増設のメンテナンス、予備サーバの用意まで考えれば、十分コスト効果があります。 今後は利用料金が下がっていく傾向にあるので、ますますコスト削減が進みます。

オーバルでは、早くからこれらAWSのような仕組みに注目し、いろいろな実例を積み上げてきました。 現在では、1000名規模のユーザで利用するシステムも稼動しています。 これら増える一方のユーザ、増える一方のデータを運用するためには、AWSが最適です。 オーバルWEBシステム+AWSであれば、1日で本格的業務システムを構築することができます。

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