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社長の独り言

【構築手法①】 モックアップ方式

2022.01.04

当社のシステム構築手法は、一般に言う「ウォーターフォール」型を採用しています。 「ウォーターフォール」とは「滝」のことで、上から順番に工程を完了し、もとの工程には戻らない構築方法のことを言います。

この「ウォーターフォール」とよく対比される構築手法に「アジャイル」型があります。 ウォーターフォールでは、実際に動くシステムを作るまでに時間がかかり過ぎるとのことで、設計の完了は待たず、できるところから、 試せるところから実装するやり方です。 「とにかく早くプログラムを書こう」との意味合いが強いように思います。

しかし、設計作業は、そもそも、最大の時間と労力を要するプログラミング作業を減らすために行っているものです。 プログラムの書き直しを極力減らし、 少ない労力でシステムを完成させるために行っているのです。

また、プログラムの書き直しで、最も困難なものは、当初なかった仕様が後から入ってくることで、影響範囲が大きい仕様が後から入ると、プログラムを全部修正しなくてはならなくなり、作り直しと同じことになります。

テストをしながらシステムを構築することは、合理的なことなので、短時間でテスト版を構築し、後に本稼働版を構築するとし、それぞれを「ウォーターフォール」でやったほうが結果的には速く構築できます。 設計作業をほどほどにして、プログラミングを始めてしまうことは、結局手間が増えるだけです。 「アジャイル」は、設計的視点から見ると、本末が転倒しているように思えます。

当社では設計作業を重視し、ウォーターフォール手法の1つである「モックアップ方式」を採用しています。 お客様から見える唯一の「物」である「画面」を先に作成し、画面を見ながら仕様を検討します。 画面だけ「アジャイル」手法を取り入れているとも言えるかもしれません。

お客様でも直観的に理解できる「モックアップ」を利用し、システム理解を深めるように工夫しています。

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