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社長の独り言

【アホリズム⑦】 売り切りパッケージでは、業務システムは回らない

2014.09.19

業務システムといえどもソフトウェアなので、DVDに焼いてヨドバシカメラに並べて販売することは可能です。 実際、業務システムの大半はパッケージ化され、DVDで売っているようなものになっています。

オーバルテクノロジーでは、業務システムは売り切りパッケージで販売できるようなものではないと考えています。 機能性はもちろんのこと、業務システムを利用するためには、サーバの構築、運用保守、問題が起こった場合の対応などが必要です。 ある程度大人数で利用するシステムになってくると、止まることは許されなくなってきますので、障害が起こった場合の対応などを綿密に準備しておく必要があります。

これらの性能を落とさないための構築、問題が起こった場合の対応準備などは、利用者である顧客企業にできるはずはありません。 できないからこそ、システム運用会社があり、費用をかけてメンテナンスするのです。

オーバルでは、これら業務遂行に必要なシステムを提供するためには、売り切りパッケージでは対応できないと判断しています。 利用企業ごとに、重要な問題、必須な機能などが必ずあり、これらに対応しなくては、企業の優位性が発揮できないのです。

利用企業も、ビジネス競争をしているのであり、競合他社と厳しいサービス争いをしているため、ちょっとしたサービスの差、安定性、効率性の違いにより、存続が危ぶまれます。 業務システムを提供する会社としては、これらわずかな違いに見えるが、大きな違いである部分を的確に捉え、確実に実行していく必要があります。

一方、提供者であるシステム会社としては、企業ごとにわずかに違う部分に、いちいち対応していくのがとても面倒であり、効率の悪い作業に思えます。 かつ、企業ごとの違いを新たに理解し、実施しなくてはなりません。 これは負担も大きく、とても難しい作業です。

パッケージ販売では、業務システムをしっかりまわそうとは考えていないし、そんなことはできないのです。 開発能力があるのであれば、パッケージにこだわる必要はありません。 業務システムは必ず微調整が必要となり、運用管理もしっかりやる必要がであるので、売り切りパッケージでは対応できません。 後々のことを考慮に入れ、微調整も実施し、メンテナンスも含めて管理するためには、できるように開発し、構築しなくてはいけません。 これができないのであれば、技術上難しい事を考えなくて済むパッケージ提供しか選択肢がないのです。

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